"「人生はつらいことが多い」とか「社会がきびしい」とかいうのは、生きてりゃだれだってわかることだから、わざわざ教えたり教えられたりすることじゃない。"
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- 作者: 森絵都
- 出版社/メーカー: 講談社
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- (p.182)
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そして、「個性」というものが「一般的なものからはみ出したもの」であるのなら、「ブス」は個性なのである。しかし、「ブスは個性だ」と言われて喜ぶ女だって、一人もいないだろう。それを言われて安心する女だって。
「ブス」と言われて傷ついた女の子に、「いいじゃないか、それが個性なんだから」と言っても、救いにはならない。「気にするんじゃない」と言っても救いにはならない。「ブス」と言われた女の子は、そのことによって、「ブス」という救いのない一般性の中に放り込まれているだけなのだ。「ブス」と言われて傷ついた女の子には、「どうして?愛嬌のある顔してるのに」とか、「どうして? 意志的なしっかりしたいい顔してるのに」と言ってやらなければ、救いにはならない。それを言われて、女の子は「やっぱり自分は美人じゃないんだ」と思うかもしれない。その点では、やっぱり傷つくかもしれない。しかし、その一方で救われてもいる。「愛嬌のある顔をしている」とか「意志的なしっかりした顔をしている」と言ってくれる相手は、「ブス」と言って拒絶する人ではないからだ。
それを言う人は、「あなたの顔は、これこれしかじかの顔」と言って、「一般的な女の子の容姿の基準からはみ出した」とされて「ブス」というゴミ箱に投げ捨てられているものを、「そうではない」として、明確に位置づけているのである。だから、「自分は拒絶されてはいない。なんらかの存在理由はある」と思うことによって、ブスと呼ばれた女の子は、「個性」への道を辿る。つまり、「個性の認定」は「ゆるし」なのである。「ゆるし」によって救われるものなのだから、個性とはそもそも「傷」なのである。
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- 作者: 橋本治
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p.211-212
"@Ryoto321 一時的なセーフティーネット的なものにはなれると思うんですけど、そういうのの結果、女性性だけで異性から承認受ける以外に努力しなくなって、メンタル詰んじゃう女子がインターネットには星の数ほどいますからね!"
"@Ryoto321 マジレスすると、その状態でネットやらで承認されちゃうと、思春期はさらに歪む可能性があるのでリアルの家族とか友だち以外、恋人でもない異性の承認は割と危険球!"



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